私達が普段使っている化粧品はその開発の段階で動物実験を実施しているものが数多くあります。近年、化粧品開発のための動物実験をやめる運動が活発になり、その数は徐々に減ってきていますが、まだ動物実験をしている化粧品は多くのところで販売されています。
この記事では動物実験をしていない(クルエルティフリー)化粧品ブランドが買えるオンラインストアをご紹介します。
[extoc]
化粧品開発のための動物実験の実態
化粧品開発のための動物実験の実態はとても悲惨なもので、世界で毎年1億1530万頭以上の動物達が動物実験に使われています。日本を含め、まだ世界の80%以上の国で動物実験に関する法律が定められておらず、企業の意思に任せたままの状態になっています。
一方でヨーロッパでは化粧品のための動物実験がすでに禁止されており、現在、EU域内で製造・販売される化粧品は動物実験が一切行われていません。これを見習い、日本でも法律による規制が求められています。
動物実験の実態について語りだすときりがないですが、ここではあくまで動物実験をしていない化粧品を販売しているオンラインストアの紹介に焦点を当てたいと思います。
実態を知りたい方はNPO法人 動物実験の廃止を求める会のホームページに詳しい説明がありますのでご覧ください。
ボディショップ (BODY SHOP)
動物実験廃止運動の先駆けとも言えるのがボディショップです。
1989年から動物実験反対の署名活動などを行っており、現在では世界から500万以上(日本では48万)の署名を集めています。
なお署名はこちらの特設ページから可能です。
ボディショップとは
ボディショップは天然原料をベースにしたボディケア、スキンケア、メイクアップ、ヘアケアなどの製品を製造、販売する会社。 イギリスで1976年に創業し、現在では世界63カ国以上、2,800以上の店舗を展開しています。
ボディショップで製造・販売されている商品はすべてクルエルティフリー(動物を犠牲にしない)となっています。
動物実験を廃止しているだけではなく、ブラシなどについても、元来ヤギやリスなどの動物毛を使用せず、人工毛を使用しており、製造プロセスから完全に動物を取り除いています。
「ビジネスは世の中を良くする力になり得る」という信念をまさに体現していますね。
リログでのボディショップの評判
ラッシュ (LUSH)
ラッシュも創業以来、動物実験反対運動をしている会社の一つです。
ラッシュでは人が使う商品の安全性は、人と異なる動物によって確証されることはないと考え動物実験を廃止しています。安全性のテストについては、専門家の監督のもと人のボランティアによるテストが行われています。
動画で分かる動物実験の実態とLUSHの取組み
ラッシュ (LUSH) とは
ラッシュ は、ボディケア、スキンケア用品、化粧品、バス用品の製造、販売を行う会社。自然素材を多用した色彩豊かな製品を取り扱っています。
ラッシュの特徴は大きく次の6つです。
- 100% ベジタリアン:羊毛や羽毛など動物を犠牲にした商品を作らない
- エシカルバイイング:原材料を調達する際、調達先の労働条件、環境負荷などの倫理的条件を考慮する
- 反対 動物実験:化粧品の開発、製造工程において動物実験を実施しない
- フレッシュ:ほとんどの定番商品は製造されてから出荷するまで21日以内
- ハンドメイド:すべてのが手作りの商品
- 包装の削減:余計な包装をなくし、できるだけ簡易包装へ
リログでのラッシュの評判
コスメもり
コスメもりは動物実験をしていない化粧品メーカーのみの販売をしているオンラインストアです。
「動物実験をしていない」と言っても、他社に委任している場合や原材料には使用されている場合などがります。しかしながら、それをすべて調査するのは一苦労ですよね。コスメもりでは他社に委任せず、原材料にも動物実験が行われていないメーカーの商品だけを取り扱っています。
また商品一つにつき10円が「特定非営利活動法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA)」に寄付されます。
資生堂 ワタシプラス
資生堂では日本の大手化粧品会社に先駆け、2013年より開発している化粧品・医薬部外品の動物実験を廃止しています。以来、動物実験の廃止に力をいれて進めており、2016年には皮膚感作性試験の代替法:h-CLATがOECDテストガイドラインに収載されるなど研究成果もだしています。
リログでの資生堂ワタシプラスの評判
マンダム
2005年の動物実験代替法開発のための社内体制強化以降、動物実験の廃止に精力的に活動をしてきたのがマンダムです。
2008年より動物実験代替法研究テーマに研究助成を実施、2013年には動物実験を外部委託を含め全面的に廃止したことを公表しています。
そして2017年には日本動物実験代替法学会より「功労賞」を授与されています。
現在では製品等の安全性確認は基本的にヒトを用いた試験(パッチテスト、スティンギングテスト等)および動物実験代替法を活用しています。
次のページでは化粧品業界の大手で動物実験に対して、何らかの対策を講じていることを公表している企業の一覧をご紹介していきます。
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[…] また動物実験をしていない化粧品メーカー こだわりある通販サイトもおすすめの記事です。お時間ありましたらお読みください。 […]