2017年11月、元ヤフー執行役員でCMO(チーフモバイルオフィサー)の村上臣さんが、LinkedIn(リンクトイン)の日本代表に就任しました。
今までLinkedInといえば、海外で流行ってるビジネスSNS程度の認識の人が多かったかと思いますが、今後その認識は日本でも変わっていくかもしれません。
この記事ではそもそもLinkedInとは何なのか、どのような使い方ができるのかを、実際に海外(イギリス)でプレミアム会員としてLinkedInを利用している人間としてお伝えしていきます。
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LinkedInとは
LinkedIn(リンクトイン)は世界最大級のビジネス版SNSです。世界各国で利用されており、2018年現在登録者数は5億6千万人、日本では200万人以上が登録しています。
2016年12月に米国マイクロソフト社により買収され、2017年には元ヤフー執行役員でCMOの村上臣さんが、日本代表に就任しました。
LinkedInの便利な使い方
基本的な使い方は、実際に登録すれば感覚でわかります。ここでは、海外では一般的に使われていますが、日本ではあまり使われていない「目的の会社にいる人を探す方法」や「特定の肩書を持っている人を探す方法」、「同じ学校の卒業生」などLinkedInの便利な使い方を紹介します。
自分の知り合いを探す方法
- 登録したアドレスの連絡先をインポート
普段使っているGmailやヤフーメールなどの連絡先をインポートし、その連絡先とマッチする人とつながることができます。
- 同僚とつながる
自分の務めている会社を登録すれば、同じくLinkedInに登録している同僚がでてきます。
- 検索ボックスで名前を検索
左上の検索ボックスに名前を入れるとそれと一致する人の候補がでてきます。
営業したい会社の担当者を探す方法
日本では営業する際、電話が一般的ですがイギリスでは電話の営業は日本ほどには行われていません。
その代わりとなっているのがLinkedInです。LinkedInでは営業したい会社の担当者(と思われる人)に直接メッセージを送ることができるため、多くの人がより効率的な営業手法と考えています。
以下にその方法を記載します。
検索ボックスから「ユーザー」をクリックします。
「すべてのフィルター」をクリックすると、「名前」「学校」「勤務先」「役職」「業種」など様々な項目でフィルターを使うことができます。
ここで、営業をかけたい「勤務先」を選び、担当者の役職名に入っていそうな役職名を「役職」に入れると、該当の人がでてきます。
もちろん、その人がLinkedInに登録していることが必要ですが、つながりの申請を送ることや、プレミアム会員であれば直接メッセージを送ることができます。
私自身プレミアム会員として営業活動をしていたことがありますが、営業メールの返信率は10%程度でした。
電話で取り次いでもらう必要がなく、目的の人に直接メッセージを送ることができるため海外ではよく営業のツールとして使われています。
転職先・就職先の知り合いを探す方法
同様の方法で、転職先・就職先の知り合いを探すこともできます。「勤務先」に該当の企業名を入れ、「学校」が自分と同じの人を探す方法や、また「つながり」で1次、2次、3次のつながりがある人を探すこともできます。
2次のつながりで間に知り合いがいれば紹介してもらうことができるため、営業や転職には役に立つツールです。
自分を探してもらう方法
プロフィールを充実させ、つながりを広げることでいろいろな人に見つけてもらいやすくなります。
結果、採用の声がかかりやすくなったり、営業の話を持ちかけられやすくなります。また、名刺代わりにもなるので、転職後も前職のクライアントとつながりをもつことができます。
実際、私自身、自社の商品の説明をしてほしいといったお話や、採用の声がけをいただいたことがあります。
次のページではLinkedInのプレミアム会員の使い方、実際にLinkedInを使っている日本企業をご紹介していきます。
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